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腎臓のはたらき

2014年11月29日

本来、腎臓は体内の老廃物を尿として排出し、また水分や塩分なども排出します。その上で体に必要な再吸収し、体液のバランスを保つ役割をします。そのほかに腎臓は赤血球をつくるために必要なホルモンや、血圧を調整するホルモン、カルシウムの吸収を助けるビタミンを作っています。得に重要な腎臓の働きが血液中の老廃物や水分、塩分などを濾過し排泄する仕事です。
腎臓は血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出してくれます。 また、体に必要なものは再吸収し、体内に留める働きをしています。 腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、老廃物や毒素が体に蓄積し尿毒症になります。 引用元:協和発酵キリン株式会社 監修:名古屋大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 教授 松尾清一先生
どうして食事療法が必要なのでしょうか。

 少しでも長く腎臓を使えるようにする

食事療法の目的のひとつは

腎臓に負担をかけず 少しでも長く腎臓を使う

ことです。さらには機能が低下した腎臓の場合は食事を低下した腎臓に合わせる必要があります。ホルモンやビタミンの不足は薬などで外部から補えますが、腎臓に不可逆的な障害が起こると最終的には人工透析や腎移植に頼るしかなくなるのです。 記事『腎臓病の食事療法』はコチラ

 腎臓のはたらきを維持する

私たちは病気になると特効薬を求めたくなりますが残念なことに腎臓病には特効薬はありません。だからこそ腎臓を長持ちさせ大切に使い続けることには食生活の見直しなのです。食事療法とは医学と栄養学の観点から

毎日摂る栄養とエネルギーの量をコントロールし 腎臓への負担を最小限に抑える

ことが目的です。腎機能が徐々に悪くなっていく方の中には食事のたんぱく摂取を控えるだけで悪化の速度を緩めることができる場合もあります。ただし、たんぱく質はとても大切な栄養素ですから制限するには医師や栄養士とよく相談し、栄養障害が起きないようにする必要があります。

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